「2025夏期しまね短期仕事体験」取材レポート【第2号】

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「しまね短期仕事体験」実施期間中に、ジョブカフェしまねスタッフが受入事業所へ訪問させていただき、参加学生・事業所のご担当者様からお話を聞き、取材レポートとして掲載しています。

取材事業所

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実施概要(キグチテクニクス).png

プログラム内容.png1日目 会社紹介、短期仕事体験概要の説明、職場紹介(簡単な職務体験)
2日目☆ 職場紹介(簡単な職務体験)
 ※金属結晶(組織解析)や引張圧縮による強度確認のオペレータ業務など
3日目 職場紹介(簡単な職務体験)、先輩社員との交流会・短期仕事体験の総括
※☆印:取材日


参加学生の声.png 大学で材料エネルギーについて学んでいるため、その学びを活かしたいと思い参加しました。学んでいることが仕事にどれだけリンクしているのか見ていますが、かなりリンクしているのが分かりました。さらに学びを深めることでモチベーションを上げていくことも目的の一つで、これも達成できたように感じています。また、今回、自身の働くイメージ図を作ることを目標としていましたが、それもある程度イメージ化できたように思います。
2日目の金属結晶解析業務では、大学での知識に加え、職場での知識を上乗せし、より高めた最善の結果をお客様へ提示できるようスケジュールいっぱい使って検査を行い、お客様へフィードバックすることが大事という説明を聞けたのも良かったです。
今回の体験で、先に話したとおり大学での学びとかなりリンクしていることを確認でき、働くイメージを膨らませることができました。本当に良い期間を与えてもらえてたと思っています。



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アセット 8.png 弊社の体験内容の売りは、各セクションの長や管理職が基本的に対応するので、様々なことに対応できるところだと思っています。
また、時間に限りはありますが、多くのセクションを回ってもらうので、仕事内容はもちろん、そこで働いている仲間(社員)を見てもらえることも魅力の1つです。会社の基本情報や福利厚生も大事ではありますが、そこで働くイメージを持ってもらうには、一緒に働く仲間を通してイメージを持ってもらうことが大事だと思っており、学生さんと幹部社員との意見交換なども行うことにしています。
今回、参加してくれた学生さんは、基本である「時間を守る」「あいさつをする」といったことがきちんとできており、真面目で勉強熱心な印象を持ちました。多くの企業と接する事で、各企業の魅力を知ってもらえればと思います。


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体験概要(福間商事).png

プログラム内容.png1日目 【本社(出雲市)】
 オリエンテーション(スケジュール確認、短期仕事体験の目的を共有、会社紹介(学生目線で   
 の改善案)、工場見学)、若手社員との交流、振り返り
2日目 【松江支店】
 1日の目標設定、先輩社員の営業先に同行、商品勉強会、振り返り
3日目☆ 【松江支店】
 1日の目標設定、積算体験、プレゼン、短期仕事体験の振り返り
※☆印:取材日


参加学生の声.png 

学校(先生)から勧められて、就業体験に参加しました。アルバイトはしていますが、働くって何だろうと思い、まずはやってみよう・体験してみようと考えて申し込みました。どういった企業なのかという詳細までは知らない状態でしたが、営業同行できるプログラム内容だっただめ、福間商事さんを選びました。初日に、しっかり企業説明を受け、何をしている企業なのか理解でき、その上で体験に入れたので良かったです。
今回の体験で、印象に残っていることが3つあり、1つ目が「複層ガラス」についてです。松江市役所、NHK松江放送局、アクアスなど身近なところにもあると知って驚きました。また、説明がとても分かりやすかったです。2つ目が「供給から施工(取付)まで一貫している」ということです。実際に新築の現場に同行させていただき、職人仕事を見ることができたのが印象に残っています。そして、最後3つ目ですが、「雰囲気が良かった」ということです。学生がどう考えているかなどフランクに聞いてくださったり、採用側も選んでもらう努力をされているということも分かり、寄り添っておられる感じが良いなと思いました。今回が初めての就業体験でしたが、体験先が福間商事さんで良かったです。



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アセット 8.png 参加学生さんが営業希望だったため、現場での体験をメインにしたプログラムにしました。2日目は、丸1日営業に同行してもらい「公共事業」と「一般のお客様」を比較できるように組みました。ランチも出かけた先で一緒に食べ、その際は仕事の話だけではなく、プライベートなことなども気軽に会話するようにしました。最終日には、学生さんからプレゼンをしてもらう時間を設け、社員(12名)に聞いてもらいました。プレゼンを聞いた社員からは「こちらが学ばせてもらった」などの感想もあり、社員の新たな気づきの場にもなりました。
今回、参加してくれた学生さんは、コミュニケーション力や理解力が高く、営業に向いていると感じました。積極的に学ぼうとする姿勢にも好印象でしたし、話すトーンや話し方など、将来良い人材になってくれること間違いなし!だと感じています。
まだ大学2年生なので、これからいろんな企業を見て、触れ合って、自分に合った仕事をしっかりと見つけてほしいと思います。


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体験概要(北陽ビル管理).png

プログラム内容.png1日目 ①オリエンテーション(目的共有、日程確認)、②業界、会社見学、③社長挨拶
 ④経理部「事務体験」、⑤1日振り返り
2日目 ①設備管理部「設備管理体験」、②1日振り返り
3日目 ①指定管理者制度推進室「公共施設管理体験」、②1日振り返り
4日目☆ ①業務部第1課(ビル管理)「管理業務体験」、②1日振り返り・実習全体振り返り
※☆印:取材日


参加学生の声.png 「清掃」に興味があり、仕事という目線から「清掃」を知りたいと思い参加しました。ビルメンテナンスという業界ではあるけど、「全てがお客様のためにつながるからいろんなことにチャレンジできる職場」だと分かりました。あらゆる施設を見えないところで支えている縁の下の力持ちのような存在だと感じました。
ビルメンテナンス=管理や清掃などを思い浮かべますが、実際は経理事務(電話対応・掲示物の制作)や設備管理など多岐にわたる業務をされており驚きました。島根県立中央病院を訪れた際は、普段入れない大きな発電機の点検作業に同行させてもらうことができ、貴重な体験になりました。くにびきメッセでは、トイレ清掃を体験しました。傍から見ていると簡単そうな作業だと思いましたが、実際に体験してみるとかなりの重労働だということが分かりました。指導してくださった社員さんが、トイレの利用者さんのことを考えておられたり、施設利用者さんが清掃に使った道具を清掃後に持ち歩いている姿を見たときにどう思うかなどを考えておられることを知り、細部までこだわりを持って仕事に取り組んでおられるところにプロフェッショナルを感じました。



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アセット 8.png 清掃会社のイメージが強いと思うが、ビルメンテナンス部門だけではなくコーポレート部門(経理、総務など)の間接業務や指定管理部門(指定管理とは、公共施設を丸ごと年間を通じて管理する業務。例えば、「受付」「修繕」「装飾」などの業務をトータルに管理する業務)を体験してもらえるようにプログラムを組みました。
また、弊社の体験は、体験する内容によって担当の社員が変わるため、多くの社員とも関わってもらうことができるようにもしており、体験終了時にはその日の担当者と1日の振り返りも行っています。体験期間には、管理している施設にも実際に行き、普段入ることができない場所にも一緒に入っていただき、実際の作業を見てもらっています。今回の期間中には、病院の中では県内最大の機械室に行っています。毎回必ず行けるというわけではないですが、貴重な場所に行けるのも弊社の体験の魅力かもしれません。
今回参加してくれた学生さんは、業務のことのみではなく、福利厚生や有休取得率など様々なことを積極的に質問してくれる学生さんでした。挨拶や返事などもきちんとできており、テキパキと行動もできる方で好印象でした。
弊社での仕事体験は、自社を知ってもらうことはもちろんですが、情報提供の場となるよう様々な職種を体験してもらい、今後の就活にも役立てていただきたいという思いを持って行っていますので、より多くの学生さんに来ていただきたいですね。


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体験概要(たんぽぽの里).png

通常型プログラム内容.png1日目 施設内見学、オリエンテーション、管理栄養士業務の見学・体験
2日目 介護業務見学、管理栄養士業務見学・体験
3日目☆ 入居者様との交流、管理栄養士業務の見学・体験
4日目 介護業務見学、管理栄養士業務見学・体験
5日目 入居者様との交流、管理栄養士業務の見学・体験
※☆印:取材日


参加学生の声.png 

仕事とはどういうものなのか知りたかったため、今回参加をしました。管理栄養士といっても、働く場所で大きく役割が異なるので、施設での働き方を知りたいと思っています。
今回の体験で、食事というものが、利用者さんが穏やかに過ごせるように、そして楽しみとなるように必要なものだと学びました。行事食なども見せていただけ、勉強になりました。
職員の方皆さんの動きが速く、素早く仕事をされているのが印象的でした。管理栄養士は特にその場の対応が必要な業務(配膳の直前でスープのとろみを調整するなど)をされているので驚きました。利用者さんを見て、毎日、全員の食器の種類やスープのとろみを変更されていることなど、利用者さんに寄り添ったサービスをされていることがよく分かりました。
また、アセスメントの作成などの事務仕事だけでなく、利用者さんとのコミュニケーションを一番大切にされているということも知れて良かったです。



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アセット 8.png 特別養護老人ホームという閉鎖的なイメージではなく、開けた施設を目指しつつ、何か学生の役に立てればと考えています。
いかに実際の職員の動きを体感してもらえるプログラムにするか、実際に就職した後に役立つかということを意識してプログラムを作成しています。例えば、今回の学生さんのように管理栄養士の仕事に興味をもってくれている方が来られる場合は、管理栄養士に1日ついてまわり、実際の仕事体験してもらう日を2日間ほど作るなどしています。たんぽぽの里独自の管理栄養士の動きもあるので、今回の学生さんも驚かれたこともあったかと思います。
今回の学生さんは、職員の動きをよく見ており、感性も良いと感じています。お茶の提供なども、利用者さんの思いを感じ取ろうとしながら取り組まれていたように思います。経験がない方でも、利用者さんの望みや思いを感じ取ろうとする気持ちはとても大切なことなので、このままその気持ちを大切にしてほしいですね。


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概要(スポーツ).png

通常型プログラム内容.png1日目 オリエンテーリング⇒体育館移動⇒教室開催⇒ウェルビージム。帰着
2日目 教室の振り返り、金・土曜日の指導教案づくり
3日目☆ オリエンテーリング⇒体育館移動⇒教室開催⇒ウェルビージム。帰着
4日目 オリエンテーリング⇒教室(松江)移動⇒ウェルビージム。帰着
※☆印:取材日


参加学生の声.png 

教職を目指しており、普段なかなか関わることがない小学生の子どもに対してどのようなアプローチをされているのか学びたいと思い参加をしました。
教室には小学1年生から参加しているので、なかなか指示が通りにくく大変だと感じることもありましたが、指示を通すことよりも、子どもが自発的に動けるように促したり、動くのを待っておられたのが印象的でした。指示が通らない場合でも厳しく伝えるわけではなく、子どもがやる気になるまで待つことが大切ということを学びました。
また、1人でいる子に声をかけたりとしっかり周りを見ることも必要だと感じました。
体育教室の指導教案づくりでは、小学生でも分かりやすい「じゃんけん」を取り入れて作成しましたが、いざ実践してみると視力などの問題があり、配慮が足りない部分があったことに気づきました。最終日には、担当者の方が自分たち(学生)の作成した指導教案を少し変更し、実際の体育教室で実践して見せていただいたことで、自分たちでは気づかなかった動きの取り入れや配慮する部分が知ることができ、勉強になりました。今回の体験で学んだ多くのことを、今後活かしていきたいと思います。


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アセット 8.png この業界は、なかなか仕事的に認知されていないので、まずは学生に知ってもらいたい!学生との壁を取っ払いたい!と思い、受入れをさせてもらいました。
初日は、まず教室の様子を実際に見て体験してもらい、2日目には座学で学んでもらう内容にしました。2日目には、テーマを設定し、そのテーマに合った指導教案を考えてもらいました。3日目以降については、実際に教室で子どもたちに自分たちが考えた指導教案を実践してもらっています。その指導教案を実際の教室で子どもたちに体験してもらうことで、様々なことに気づいてもらえると思います。
今回、3人の学生さんが参加してくれましたが、皆さんよくがんばってくれていると思います。ちゃんと子どもたちの中にも入りこめており、そういった能力は高いと感じています。その反面、わからないことを積極的に質問したり、実際に実施し、考えて次につなげていくということが大切になりますが、まだその辺りができていないように思います。
この仕事は子ども相手になるので、自分の殻を破り、子どもになりきるぐらいでやっていくと、どんどん良い方向に成長していけると思いますよ!


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