就活Q&A

自己分析編

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自己分析って何をするのですか?

仕事を探すときに前もってしておくといいことがあります。それは『自分を知る(自己分析)』と『仕事を知る(企業研究)』です。自己分析では、自分にとって「大切なこと」「好きなこと」「活かせること」について、言葉に書いて整理します。そのためには自分の経験の振り返りをします。たとえば長所や短所、頑張ったこと、夢中になったことなどです。それをまとめて自己分析といいます。

自己分析ってしなくちゃいけないのですか?

自己分析ってなんだか面倒くさそうだし、本当に必要なの?って思いますよね。でも「あなたの強みはなんですか?」って質問されたらすぐに答えられますか?自分の強みってなんだっけ・・・って頭の中でぐるぐる考えてしまうでしょう。自分の中にあるものを必要なときにすぐにだせる用意をするためにもしておくといいですよ。

「自分を知る」ためにはどうすればいいですか?

今までの自分の経験の振り返りをしたり、好きなことや夢中になったことなどを思い出し、それを書き出し、整理することで自分を知ることができます。
具体的なエピソードとしては、部活やサークル、勉強、アルバイトなどがでてくるでしょう。そのときに「どのような経験をしたのか」ということだけではなく、なぜ選んだのか、やってみてどうだったか(大変だったことはないか、もしあればそれをどう乗り越えたかなど)、その経験を通してどう成長したのかということまで深めることができれば、企業を選択するときや自己PR、志望動機を書くときに役にたちます。ひとりで悩んだときは、キャリア・アドバイザーに話すことで深めていくこともできますよ。

自己分析って一人で出来るものですか?

自己分析は基本的には個人作業になることが多いでしょう。自分の興味・能力・価値観などをもとに、今までの経験の中から探っていくことになります。
また、適性検査のような検査などを受けて、自分の方向性を知ることもあるでしょう。
ただ、自分で知る自分とは別に、他人から見える自分も存在します。自分では思ってなくても、他人には見えてたり・・・。
その場合は他人からの意見、アドバイスを受け入れることで、幅が広がり、新しい強みを発見できます。周りからの意見をもらうという意味でも、ジョブカフェでキャリア相談やミニセミナーに参加し、更なる自分発見をしませんか?

大学のセミナーで、自己PRと大学でがんばったことは早めに考えておいたほうがいいと言われましたが、何からしていいのかわかりません。

自己PRも大学でがんばったことも、自分自身のことですよね。となると、まずやっていくのは自己分析になります。
たとえば、自分の過去から現在を振り返ってみて、うれしかったことやよくやったなあという事柄を書き出してみたり、趣味に注目して何が楽しいかなど言葉にしてみるのはいかがでしょう。そこには自分の特徴や良さが表れています。それに気付き、明確にすることで自分に対する理解が進みます。
ただ、1人では気づくことができないこともあります。そのときは、ジョブカフェに足を運んで、キャリア・アドバイザーや同じ目標を持つ就活仲間と一緒に自己分析をしてみてください。

学生時代にゼミやサークルに所属していないのですが、就職活動では不利になるのですか?

確かにエントリーシートや面接などでゼミやサークルのことを聞かれることもありますよね。でも、ゼミやサークルに所属していなければ、それに代わる学生時代にやってきた活動を書いてもOKですよ。たとえば、アルバイトや趣味の活動などです。
企業としては、どんなサークルやゼミに所属していようと関係はありません。
あなたが学生生活をどう送ってきたか、そこで何を習得し、何を学んだのか知りたいのです。
ゼミやサークルの活動に代わる学生時代の体験を書類や面接でも表現してみてくださいね。

自己PRは、1つだけ作っておけば、どんな会社にも通じますか?

どんな企業にも通じる自己PRが出来ると便利ですよね。でも、企業によっては「求められる人材像」が異なります。求人情報を見ながら、どんな人材が求められているか想像して「PRポイント」を考えていくと、さらに、相手先に響く「自己PR」を作成できます。迷ったら、個別キャリア相談を利用して、キャリア・アドバイザーと一緒に文章を考えていくと便利ですよ。

人に自慢できるような『強み』がなく、自己PRがうまくできません。どうしたらいいでしょうか?

自己PRは、自慢話をするのではありません。人と比較するものではなく、あなた自身がどんな人なのかを伝えることが自己PRです。
過去のたくさんの経験が、今の自分を形成しています。強く心を動かされた出来事、感動の出会い、そんなエピソードはありませんか?嬉しかったこと、辛かったこと、楽しかったことなどさまざまな体験の中にオリジナリティー溢れる自己PRのヒントがたくさん見つかります。その体験を通して、どのように感じたか、あるいは、どのような変化があったかということを伝えることが、あなたらしい自己PRになると思います。 まずは自分を振り返り、自分らしいエピソードで、自己PRをしましょう!

自己分析は、いつまでやってもがきりがないような気がするのですが…?

ここでの「自己分析」とは、就職のための自己理解です。たとえば、自己PRのための材料探し等、就職するためには、何が必要なのか、目的を定めてから、自己分析を始めると効率が良いと思いますよ。

たいした経験をしてこなかったから、自己分析は意味がないのでは?

たとえありきたりの内容でも胸をはって語れる“何か”があるはずです。
たとえば、学生時代にがんばったことを、毎日40分の自転車通学とした場合には、「最後までやり通す力」や「粘り強さ」の自己PR材料になりますよ。

自己PRって何を話せばいいですか?

応募書類はもちろん、面接でも「自己PRをして下さい。」という質問は必ず出てきますね。「私はこんな能力を持っている。」「私の強みは○○です。」というように、自分の強み・能力をアピールしていくことが必要です。
とくに学生さんが自己PRでよく使うのが、サークル活動・アルバイト・インターンシップなどの経験ですが、大切なことは、その経験を通して何を学んだか、何ができるようになったかという部分を伝えることです。
「粘り強い」「リーダーシップがある」「責任感がある」など本質の部分を、エピソードを交えて伝えていきましょう。

大学卒業後フリーターをしていましたが、この期間を履歴書にはどのように記載すればいいですか?

アルバイト、家業の手伝いなど、職業経験につながるものがあれば記入してみてはいかがでしょう。
一般的にパート・アルバイト経験は職歴には含まないと言われていますが、応募先にプラスになる経験であれば、記入しないのはもったいないですよね!
その場合、例えば“アルバイト経験”としてその期間何をしてきたかを記入しましょう。
また、職務経歴書を書くという方法もあります。
職務経歴書は「どんなところで働いてきたか」よりも「何ができるのか」をはっきりさせるためのものです。
“できること”や“経験から得たもの”などをアピールすることもできます。その他、ボランティア活動や資格取得のために勉強していた場合も“その他の項目”として記入することができます。

転職回数が多いため、すべての職歴を履歴書に記入することができませんが、履歴書にはどのように記入すればいいですか。

転職回数が多い場合、短期間の職歴は省くなどの方法もあるかもしれませんが、履歴書は正式な文書ですので、基本的にはすべての職務経歴を記入しましょう。
転職回数が多い場合には、義務教育を省略したり、職務経験の欄が多い形式の履歴書を使用する方法もあります。
しかし、それでも欄が足りない場合は、別紙という形で職務経験をまとめることもできます。

履歴書を書くときに西暦か和暦どっちで書けばいいの?

どちらでもかまいません。ただし、応募先に配慮するという意味でもどちらかに統一しましょう。

履歴書の志望動機・趣味・特技の欄が一緒の場合は?

履歴書の記入欄が一緒の場合、すべて記入することは難しいので、優先順位を決めて書いてください。志望動機をたくさん盛り込もうと小さい字で書くと読みづらくなるので、読みやすさも考慮してください。また、自己紹介書を作成する方法もありますよ。

職務経歴書の提出を求められましたが、正社員の経歴がありません。どうしたらいいの?

正社員の経験がないときは、アルバイトの経験を書いてみましょう。また、職務経歴書ではなく、自己紹介書という書類を作成する方法もあります。自己紹介書は、略歴や自己PR、今までの経験などを書くことができます。どんなものなのか想像がつかなければ、ジョブカフェのキャリア・アドバイザーに聞いてみましょう!

履歴書の写真は白黒?カラー?どちらがいいの?

基本的にはどちらでもかまいません。
白黒の場合は、履歴書のコピーをとるとき写りがよくなります。
カラーの場合は、表情が豊かになります。状況に合わせて利用してみてください。また、履歴書に貼った写真が取れてしまうこともあるので、写真の裏に名前を書くことをおすすめします。

『職務経歴書』って手書きだと不利になりますか?

『職務経歴書』・『自己紹介書』は、パソコンで作成するのが望ましいとしている書籍がたくさんあります。それは、ほとんどの会社や職場でパソコンを使用して仕事をしているからです。その意味では、『職務経歴書』・『自己紹介書』を使って、パソコンスキル、ビジネススキルをアピールしていく事も考えられます。
ただ、手書きのほうが「熱意が伝わる」、「アピールポイントになる」など、より自分が自信を持って書類を提出できるのであれば、手書きでもかまいません。
応募書類は、いかに自分をアピールできるかが必要になるので、迷ったときはぜひキャリア・アドバイザーに相談してみてください。

エントリーシートに長所・短所の記入欄がありました。長所は記入できますが、短所はどのように記入すればいいですか?

エントリーシートは、第一選考を行う重要な書類です。採用担当者は、長所、短所からもその人の特徴、印象を想像します。
短所で「あなた」を伝えるためには、「どのようにフォローをしているか」まで記入しましょう。
たとえば、自分の短所が「頑固」なら、「頑固なところに気づいているから、どうしているのか」まで記入するとあなた自身のイメージもより膨らんで伝わると思いますよ。

履歴書の「本人希望記入欄」は必ず、何か書かないといけないのですか?

「本人希望記入欄」は必ず書かないといけない欄ではありません。応募にあたり、どうしても妥協できない条件があったり、勤務地が複数あり選択できる場合に、希望の勤務地を記入することもできます。
また、「本人希望記入欄」を未記入にするのが気になるという方は、自己PR等を記入してもかまいません。せっかく記入できる欄ですので、活用するのも一つですね。

志望動機は何を書けばいいの?

志望動機は、企業とあなたの接点を訴える文章です。自分だけのことや企業のことだけを書いても説得力に欠ける文章になってしまいます。
「志望動機」と一口に言っても、抽象的な質問なので、具体的な質問に変えてみましょう。
たとえば、なぜ、この業界に決めたのか?なぜこの仕事がしたいのか?なぜ、この会社なのか?自分なりの「切り口」を考えてみてはいかがでしょう。

履歴書を提出するとき、職務経歴書は必ず提出しないといけないものですか?

会社によって異なりますが、必ず提出を求めるところもあります。それ以外の会社は求人票には、提出書類は「履歴書」としか記入されていません。ただ、職務経歴書は、書いていく中で今までの仕事の経験を振り返り、改めて自己の強み・能力などを再認識することができます。応募する会社の実情にもよりますが、とくに提出を求められなくても自己PRすることも含めて提出するほうがいいですよ。

面接ではどんなことを質問されますか。

企業があなたと面接をするには理由があります。採用担当者の方は「これから一緒に働く仲間としてあなた自身がどんな人か知るため」に面接をします。だから「なぜウチの会社で仕事がしたいのだろう、なぜこの仕事がしたいのだろう」(志望動機)や「どんなことができる人なのだろう」(自己PR)ということを中心に質問されます。それ以外にも趣味や特技、がんばったことなどあなた自身の人柄や性格を知るための質問もありますよ。

個人・グループ面接には自信があるのですが、グループディスカッションは経験がありません。どんなことに気をつければいいですか?

グループディスカッションとは、3~10人程度でグループ分けをし、出題されたテーマについて議論を行うものです。最終的には、グループとしての回答をまとめ、発表しますが、面接官に見られているのは「プロセス」です。
グループディスカッションで大事なことは、全員の意見を引き出し、まとめるため、自分がどんな役割を担うべきか察知することです。
そのためには日頃から、自分がグループの中でどういう役割を担っているのか意識しておくことが大切です。リーダーになったからといって、必ずしも評価が高いとは限りません。
ただ、積極性は必要です。自分の主張はきちんとしながら、進行役、まとめ役、書記、タイムキーパー他いろいろ役割をどう担っていくか。これが大事になります。
グループは運命共同体です。グループ全体としてより良い意見がでるようにメンバーが一丸となることが成功の秘訣です。

面接では緊張してしまって笑顔になりませんが、どうしたらいいですか?

たしかに面接って緊張しますよね。お友だちと話をするときはいつも笑顔なのに、面接では別人のように固くなってしまうことはよくあります。 そこで緊張した中でも自然な笑顔になる練習方法があります。まず目から下が隠れるくらいの大きさの雑誌、ノート、新聞などを準備してください。次に目から下を隠して、鏡を見てください。そのときにあなたの目は微笑んでいますか?目が微笑めば口角もあがり、自然な笑顔になります。
最初はできなくても、何度も練習するうちにできるようになりますので、ぜひやってみてくださいね。

面接ではマニュアルどおり答えたのに不採用でした。どこがいけなかったかわかりません、どうしたらいいの?

面接官は『実際に仕事をしていく熱意があるか』『前向きに仕事に取り組む意欲があるか』に重点をおきながらも、『あなた自身』を知ろうとしています。
マニュアルどおりの言葉では、面接官に伝えることは難しいかもしれません。詰まっても自分の言葉で話し「あなた自身」を素直に伝えていきましょう。

面接では「第一印象が大切」と言われましたが、お辞儀をするときに気をつけることは何ですか?

ふだん人と会って挨拶をするときは「挨拶をしながら頭を下げる」ことがほとんどでしょう。でも本来挨拶は『あなたの伝えたいことを相手に伝えるための手段』なのです。相手に気持ちを伝えたいと思ったら、まず『相手の目を見て』言葉を伝えます。その後にお辞儀をします。だから挨拶の言葉とお辞儀は『別々』になります。
お辞儀をするときは、上体を傾けた後、一度静止し、一呼吸おいてからゆっくり戻します。
最初は難しいかもしれませんが、毎日の生活の中で意識し、心がけていれば、美しいお辞儀が身につきますよ。

面接の応答で詳しく説明しようとしてつい長くなってしまうのですが・・・?

丁寧に話そうとして同じ言葉を繰り返し、くどくなってしまうこともありますよね。
抽象的な言葉を並べるより自分らしい言葉で整理して話すと面接官にも伝わりやすいです。
1人で考えて「自分らしい言葉」での整理が、むずかしいと思ったら、キャリア・アドバイザーに相談してみてくださいね。 また、ジョブカフェしまねで行っているミニセミナー「自己分析」「面接トレーニング」などに参加して、実際に体験してみることもおススメですよ。

面接で「最後に質問はありませんか」と聞かれて「特にありません」と答えました。本当は聞いてみたいこともあったのですが、こちらから質問をしてもいいのでしょうか?

面接では採用者側から「何か質問はありませんか」と聞かれる場面があります。 それは、"本当に納得してこの会社を選んでほしい"と思っているからです。面接は採用者側、応募者側それぞれに目的があります。応募者側としては (1)この会社の仕事が自分にできるかどうか (2)この会社の方向性などが自分の価値観とあっているかどうか (3)この会社の人と楽しく仕事ができるかどうかなどを確認することです。ホームページなどを調べただけではわからないことを、面接で聞いてみてはいかがですか。自分がその会社を選んだ基準を確認するような質問や、入社までの準備に関することなどキャリア・アドバイザーと相談して考えておくのもいいですね。

圧迫面接を受けました。すぐに返答が出来ず困ってしまいました。こんな時どうしたらいいの?

「あなたは事務職に向いてないんじゃないの?」、「うちみたいな小さな会社で本当にいいの?」などという質問をされ、返答に困るケースがあるようです。 このような質問をする理由は、おおまかに「プレッシャーを受けた時にどのように対応するかみるため」ということが考えられます。 面接官もすらすらと答えることは期待していません。反応をみるためですので、気の利いた切り返しが出てこなければ自己PRなどをもう一度繰り返しましょう。ポイントは気後れしないことです。

面接って緊張してしまうのですが、どうしたらいいですか?

確かに面接って緊張しますよね。でも、無理に緊張をとく必要はありません。「今はこういう場だから緊張しているんだなぁ…」と思っていれば、自然と緊張はとけます。話しているうちに落ち着いてくることもありますよね。
斉藤孝さんが、「呼吸入門」と言う本の中で「鼻から3秒息を吸って、2秒お腹の中でぐっと溜めて、15秒かけて口から細くゆっくりと吐く」ことを2分間繰り返す呼吸法を紹介しています。そうすることで体に無理な力が入らなくなるそうです。一度試してみたらいかがでしょうか。

面接官が複数の時は誰に向かって話せばいいでしょうか?

面接官が2人・3人というケースもよくありますね。基本的にはまず質問をした人を見て答えていきましょう。そしてその他の面接官それぞれに交互に顔を向けて話していくとよいでしょう。「相手の目を見て話す」というのは面接官に信頼してもらう為の第1歩ですね。

面接で質問に対して答える時のコツを教えてください。

答えはまず結論を先に言いましょう。そうすると引き締まった印象になります。そして理由や説明を必ず付け加えましょう。 例えば「あなたの長所は何ですか?」という質問に対しては、まず「私の長所はリーダーシップがある所です。」と結論を言います。そして「私は学生時代にクラス委員や生徒会長をしたことで、人をまとめる立場の大変さややりがいを知りました。」というように、「リーダーシップがある」ということを裏付ける経験やエピソードを話すと相手に伝わりやすくなります。

面接で「趣味」について回答するときはどうすればいいですか?

就職試験なのに趣味を聞くなんて・・・って思う方は意外と多いです。何を答えていいかわからないし・・・っていうこともあるようですね。 ところでこの質問で何を知りたいか知っていますか?それはあなたの人間性、言ってしまえば人柄を知りたいのです。だから自分が本当に好きなことを伝えればいいのです。 ポイントは「具体例」です。

採用者:「○○さんの趣味は何ですか?」
受験者:「読書です」

と答えるのと

採用者:「○○さんの趣味は何ですか?」
受験者:『趣味は読書です。好きなジャンルはエッセイでとくにさくらももこが好きです。また最近では「ハウルの動く城」を読みました。とくに「主人公がさまざまなことを通して自分の存在意義を知っていくということ」が印象に残っています』

と答えるのでは印象が違います。また自分自身の趣味への取り組み方などから自己PRにつながることもありますよね。たかが趣味、されど趣味です。

面接では履歴書に書いたことと同じ内容を言った方がいいのでしょうか?

面接では採用者側は履歴書に書かれていることについて確認するために質問します。ですから基本的には履歴書に書いたことを話すとよいでしょう。ただ、履歴書に書いた内容と全く同じことだけではなく、書ききれなかったことをつけ加えて具体的に話をしていくことで、よりあなた自身が伝わるでしょう。

面接後、礼状を出した方がいいですか?

礼状を出したから、出さなかったからといってその時の選考結果への影響はほとんどありません。ただ、出した方が丁寧であなたの意欲がより伝わります。
ある企業の方に伺ったことですが補欠募集のとき、不採用者の中で礼状を出した人の中から採用したケースもあるようです。

後輩の就職活動を応援したいのですが、どんなことに気をつけたらいいですか?

あなたが就職活動したときのことを振り返ってみましょう。就職活動で良かったこと、苦労したことなどの経験や、知っていたらいい情報などを話すといいでしょう。さらに、後輩の応援者(理解者)であることをしっかり伝えることは、今から活動する後輩の不安を和らげ、助けにもなりますよ。
ただし、就職活動開始時期の変更など、当時と違った動きや活動も出てきますので、本人にしっかり情報をとるようアドバイスしてあげてください。

就職活動を何から始めてよいかわかりません。

まず何が好きで、何が自分にできるか、どんな職業に就きたいか考えてみましょう。
どんな業界や職種があるか調べてみましょう。
自分が仕事に求める条件を考えてみましょう。
ハローワークで求人票を見てみましょう。
ジョブカフェに相談してみましょう!!
何はともあれ動いてみましょうね!

内定者研修は必ず行かなければなりませんか。

内定者研修は、内定者同士の顔合わせもありますが、企業側にもそれぞれ目的があります。
たとえば、「社会人とは・・・」「企業とは・・・」といった社会人としての心構えや、企業で必要となるスキル(営業スキルとか)を身につけ、企業の一員としての自覚を醸成するなどです。
特に、企業で必要なスキルを身につけるような研修は、必ず参加を求められる場合もありますが、学生としての身分上学業との兼ね合いなどで参加できないこともあるでしょう。
その場合でも欠席の理由はきちんと伝えましょう。
企業は入社までの期間、内定者に対してさまざまな工夫をしていますので、学業などに支障がなければ、参加することであなた自身のモチベーションの維持につながるかもしれませんね。

企業について詳しく知りたいと思いますが、どうしたらいいですか。

企業の情報を知るためには、インターネット、書籍、説明会など、さまざまな方法があります。
ただ、企業について“詳しく知りたい!”という場合、それらの情報だけでは不十分に感じる人も多いかもしれませんね。
そんな時には、“百聞は一見にしかず!”です。
企業訪問(OB・OG訪問)、インターンシップなど、企業に出向く機会を見つけて、企業の雰囲気を自分の目で確認しましょう。ただし、企業側も忙しい中時間をさいてくださっているので、準備や心構え、マナーなどを振り返り行動しましょう。
その他にも、大学のキャリアセンターやハローワークなども含めて、身近な社会人にその企業について聞いてみるのも方法の一つです。
インターネットなどではわからない情報が、思いがけないところで聞けるかもしれませんよ!

企業訪問に行くときには、どのような質問をしたらいいですか。

企業訪問をするということは、その企業に対して興味があることが前提になります。
そのため企業側は、当然企業や業界について調べていると考えています。インターネットなどで調べることができる内容は事前に調べましょう。また、ホームページを持っていない企業であれば、業界情報や同業他社を調べてみましょう。
こうした結果から「わからない点」や「興味がさらに湧く点」など気になることを質問してみましょう。
また、質問する内容は、相手の年齢や職位により変わるかもしれませんね。
たとえば、若手の先輩に会う場合、「就職活動時と実際の仕事の違い」や「この会社を選んだ理由」「現在の仕事のやりがい」などを聞いてみると企業選びのヒントがみつかるかもしれません。人事担当者など年配の方と会う場合には、社風や企業の雰囲気などを聞いてみると求められる人材像がより具体的に見えてくるかもしれません。
いずれにしても、企業も貴重な時間を使って応対してくださっているので、感謝の気持ちは忘れないように、企業研究したり、質問項目を事前に準備して企業訪問をしましょう。

内定後誓約書の提出を求められましたが、添え状は必要ですか。

誓約書や承諾書を郵送する場合の添え状は挨拶状ですので、必ず必要というわけではありませんが、誓約書(承諾書)だけ、というよりは添え状をつけると社会人らしさを伝えることにもなります。
ビジネス文書なので、宛名、日付、自分の氏名等はもちろん、「拝啓」から始まり「敬具」で終わるなど丁寧な文章になるよう心がけましょう。内容は、季節の挨拶に加え、今後の仕事に対する意気込みや抱負などを書くといいですよ。

面接のとき、椅子の横に立つときは左側と右側のどちらに立てばいいですか?

面接官に向かって椅子の「左側」に立つのが基本です。ビジネスマナーは日本古来のものではなく、テーブルマナーからきています。テーブルマナーでは椅子にかけるときも、椅子から立つときも「左側から」と決まっています。ただ、ビジネスマナーの本によっては「ドアから近い方に立つ」と記載されているものもありますので、なぜ左側かということを知っておけば安心ですね。

就活もマナーが大事と聞いたのですが、ちゃんとできているのか不安です・・・。

電話、メール、書類、訪問時、面接・・・など就職活動のあらゆる場面で、マナーの必要性を感じることも多いのではないでしょうか。
マナーなんてできて当たり前!?本当に自分のやり方でいいの?でも、いまさら人にも聞きにくいし・・・そんな不安を感じている人も少なくありません。
マナーの基本は『相手を思う、敬う、気配りと心遣い』ですが、より綺麗に、スマートに見せるために、挨拶・お辞儀・身だしなみ・言葉遣いなどポイントはたくさんあります。

就職が決まってもジョブカフェを利用することが出来ますか?

ジョブカフェは就職が決まった方はもちろん、内定が決まった方、在職中の方も利用できます。
内定が決まった方は、就職までの準備のために資格等の勉強や資料の検索などにも利用していただいてます。また、転職についてのご相談や、現在の仕事についてのお話もお伺いしています。働き出して不安になることもあると思いますので、そのような時は、ジョブカフェをご利用ください!

キャリア相談に興味はあるけど、何を相談していいのかわかりません。

キャリア相談は、仕事のこと、就職のことに関することなら何でも相談できます。就職活動をしていく中で・・・仕事をしているうちに・・・さまざまな問題に直面することが多々あります。「自分がどうしたいのかわからない」という場合、そのままの言葉をキャリア・アドバイザーに話してください。

御社と貴社どう使い分けるの?

相手の会社のことを指す言葉に「御社」と「貴社」というものがあります。 あまり考えずに使いがちですが使い分けができます。 面接など口頭で使う場合には「御社」で、書類などに書く場合には「貴社」と使い分けることができますよ。

現在大学4年生ですが、第一希望ではない企業から内定をいただきました。第一希望の企業の選考結果が1ヵ月後に出る予定です。しかし、今回内定をいただいた企業から、2週間以内に内定承諾書を提出するよう言われました。承諾書を提出してからお断りができるのでしょうか?

内定をお断りすることはできます。内定承諾書には法的な拘束力はありません。あくまで内定であって、正式な契約を交わしたわけではないからです。「新規学卒者の採用選考に関する企業の倫理憲章」において、正式な内定は10月1日以降に交わすことを遵守することになっています。 ただ、自分の名前を記入し、捺印するわけですから、人としての責任はあります。お断りの際は、礼を尽くすことを肝に銘じておいてください。また、正直に選考途中だということを告げ、内定承諾書の提出を待って欲しいことをお願いしてみるのも、ひとつの手ですよ。

内定後、連絡がなく不安なのですが、企業に連絡してもいいのでしょうか?

確かに、郵送で内定通知が来てからその後実際に電話連絡がないと不安になりますよね。「内定通知を受け取りました。」という確認やお礼の意味でも電話をかけてみましょう。ただ、その際はきちんとしたマナーで電話をしましょう。相手は社会人、担当者の方は忙しいかもしれません。通知を受け取った日や自分が聞いておきたい事などを事前にメモして、要領よく伝えるようにしましょう。電話をした時に、まず「今よろしいでしょうか?」という一言も大事ですね。

内定の断り方はどうしたらよいでしょうか?

確かになかなか言いにくいことですよね。でも誠意を持って自分の気持ちを丁寧に説明すれば、企業側も納得してくれるものです。直接企業に足を運ぶ、または電話、文書で誠意を持って自分の気持ちを伝えましょう。後に続く後輩のためにも企業に悪い印象を残さないようにしたいですね。

合同説明会に行っても1社も話を聞くことができませんでした。就職活動は何をしたらいいでしょうか?

せっかく企業説明会に行ったのに、何も聞けなかったらもったいないですよね。就職活動の流れの中で、企業説明会に参加することは「企業(職業)を知る」ところに当たると思います。しかし、それと同時に「自分を知る」こともしてみてください。1人で考えていても自分の事はなかなかわかりません。ジョブカフェでは「ミニセミナー」として、少人数(5名~10名程度)で自己分析や応募書類を作成していきます。人と話をする中で、今まで気づかなかった自分の良さや、価値観に気づくことができます。また、面接トレーニングでも人から自分がどう見られているかを知るのはとても大切なことです。自分を知るきっかけとして、「ミニセミナー」に参加することから始めてみてはいかがでしょうか。

進路のことで親と折り合いがつきませんが、どうしたらいいですか?

自分の意思に従う、親の意見を汲む、どちらにしても最終的には自分で決定することになります。
自分自身の進路に対する考えを整理した上で、もう一度保護者の方を話し合ってみませんか。
たとえば、ジョブカフェのキャリア・アドバイザーと話をすることで、自分の進路に対する考えや気持ちを明確にし、伝える方法もありますよ。

今の仕事をやめるべきか続けるべきか悩んでいます。

まず、なぜ今の仕事をやめたいか整理してみましょう。やめたい原因が整理できれば、それを解消する事ができないかどうか考えることになるでしょう。また、やめた場合、続けた場合のメリットデメリットを書き出し比較表などで整理してみましょう。方向性が見えてくるかもしれませんよ!それでも辞めるという決断にいたれば、しっかり情報を集めて転職の準備ですね。
転職に向けての相談もジョブカフェでしっかり対応します。

就職が決まらず、やる気を失ってしまいました。

就職活動に終わりはありません。ただ求人情報を見て応募しただけでは、自分に向いた仕事に就けないこともあります。少し自分を見つめなおすことも必要でしょう。自分にとって大切なもの・興味のあるもの・得意なもの、そして自分をとりまく環境などをもう一度考えてみましょう。 どんな仕事なら自分は生き生きと楽しく働けるかを考えることも大切です。
その様に前を向いて歩き続けていけば、きっと自分に合った仕事にめぐりあえるはずです。